「変わりたいのに、変われない」~原因は○○!

「変わりたいのに、変われない」
── その問題には、ちゃんと理由があります。

こんにちは。
心理カウンセラーの夏芽みちるです。

今日のテーマは、
多くの方が一度は感じたことのある、こんな思いについてです。

「このままじゃダメだって分かってる」
「もっと前向きに生きたいのに、いつも自分を否定してしまう…」
「変わりたいのに、いつも途中でやめてしまう」

こういった“変わりたいのに変われない”という気持ち。
もどかしくて、焦って、自己嫌悪に陥ってしまう方も少なくありません。

でも、それにはちゃんと理由があるんです。
そしてそれは、「あなたがダメだから」では決してありません。

人は「変わること」に、不安を感じる生きもの

人は本能的に「安定した状態」を保とうとします。
たとえ今が苦しい状況だったとしても、
それが“慣れたパターン”であるなら、無意識のうちにそこにとどまろうとするのです。

これを心理学では「現状維持バイアス」と言ったりします。

たとえば

・優しすぎる自分を変えたいと思っていても、人から嫌われるのが怖くて、結局また我慢してしまう。

・恋愛で依存的になる自分を手放したいのに、「ひとりになる不安」が勝ってしまう。

このように、
「変わりたい自分」と「怖いと感じる自分」が、心の中でぶつかり合っている状態なんですね。

“変わりたい”と思えること自体、心が前を向いている証拠

まず大切にしてほしいのは、
「変わりたい」と願っているあなたの気持ち

それは、「今のままでは、ほんとうの自分が苦しい」と、あなた自身の心がちゃんと教えてくれているサインです。

変化を望む気持ちがあるということは、すでに心の中では、前を向く準備が始まっているということ。

無理やり大きく変わろうとしなくても、その気持ちがあるだけで、変化の第一歩は踏み出せているのです。

小さな「やめる」から始めてもいい

変わるって、なにかを「始める」ことのように思えますよね。
でも実は、ストレスを感じているなにかをやめることから始めてもいいんです。

たとえば、、、

・無理して笑うのを、やめてみる
・年賀状をやめてみる
・毎日のお弁当作りをやめてみる

この「やめる」という行動は、自分で決めて良いんです。
たとえば
普段、無理して笑ってはいるけれど、突然やめるのはハードルが高くてできない・・・

そんなときは、

・買い物のお支払いのときだけ、笑顔をやめてみる
・年賀状の枚数を減らしてみる
・月曜日だけ、お弁当作りをやめてみる

今のあなたに合ったハードルで良いんですよ。

ほんの小さな「やめる」でも、
「自分を守るための古いパターン(不自由な信念)」を少しずつ手放しせるようになり、
自然と、本来の自分にふさわしい“新しい選択”ができるようになっていきます。

変われない自分を責めないで

「変わりたいのに変われない」と感じているとき、一番つらいのは、変われない“自分自身”を責めてしまうこと。

でも本当は、あなたはすでに、よく頑張ってきたし、よく耐えてきたし、よく気づけたんです。

それだけで、ちゃんと前に進んでいる途中なのです。

変われない理由には、
「変わらないことで、自分を守ってきた過去」があるからかもしれません。


たとえば、
人に合わせていたほうが怒られずにすんだり、我慢していたほうが安全だったり。

そうやって、自分なりに一生けんめい生き抜いてきた“やり方”が、今も心の中に残っているんです。


だからこそ、その背景にある自分の感情や経験を、ひとつひとつやさしく見つめていくことが大切なんですね。

最後に:一人で変わろうとしなくても大丈夫

変化は、急がなくても大丈夫。
ひとりで全部やろうとしなくてもいいのです。

誰かに気持ちを聞いてもらったり、言葉にして整理する時間を持つだけでも、心は静かに、少しずつ方向を変えていきます。

もし「変わりたいのに動けない」と感じたら、「ひとりではムリだから手伝って欲しい」
と感じた方は、お試しカウンセリングにてご相談くださいね。

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お気軽にご登録くださいね。

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