心理カウンセラー
夏芽 ミチルです。
今日は、大人の愛着障害についてお話ししたいと思います。
愛着障害という言葉を聞いたことがありますか?
愛着障害とは、子どもの頃に親や保護者との心の絆がうまく作れなかったことで、
心のバランスが大きく偏ってしまうため、生きづらさを抱える人が多いです。
愛着障害には、反応性愛着障害と脱抑制型愛着障害という2種類があります。
反応性(はんのうせい)愛着障害
対人関係のパターンが持続的に異常を示すことが特徴的です。
その異常は、情動障害を伴い、周囲の変化に反応したものです。
たとえば、恐れや不安・緊張・過度の警戒心などがあります。
また、対人交流の乏しさや、自分自身や他人への攻撃性などがあげられます。
脱抑制型(だつよくせいがた)愛着障害
周囲の環境が著しく変化しても持続する傾向を示します。
また、異常な社会的機能の特殊なパターンです。
たとえば、誰にでも無差別に愛着行動を示したり、注意を引こうとして見境なく親しげな振舞いをするが、仲間と協調した対人交流は乏しく、環境によっては情動障害や行動障害を伴ったりします。
大人の愛着障害の悩みの特徴はどんなものか、一部をご紹介します。
言いたいことを伝えることができず、がまんしてしまう
自分の行動に自信がもてず、人と比べてしまう
パートナーに見捨てられると思ってしまい不安に感じる
頼まれたら断れず、自分のことを後回しにしてしまう
小さなミスでも必要以上に自分を責めてしまう
いつも不安で、相手を試してしまうことがある
「~すべき」思考で自分や他人を縛ってしまう
何事も完ぺきにやろうとして疲れてしまう
相手との程よい距離がわからず、「警戒」または「依存」してしまう
がんばりすぎて疲れが取れない
これらは、愛着障害の方が抱えやすい悩みの一部です。
愛着障害だからといって、
「悩みは解決できない」「自分はダメだと」思わないでくださいね。
誰でも心の問題を抱えることがありますし、
時間はかかりますが、ご自分で治すこともできます。
大事なことは、自分に優しくすることです。
自分自身を責めたり否定したりしないでくださいね。
あなた自身が、自分は大切な存在だと思ってくださいね。
もし、、、
ご自分に優しくできなかったり、ご自分を大切に思えない方は、
クッションやマクラを抱きしめることでも、効果は少しづつ現れてきます。
そして、信頼できる人に相談したり助けを求めたりしてくださいね。
家族や友達や先生やカウンセラーなどです。
一人で悩まないでくださいね。
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