今回は、「人に任せられない人の心理」についてお話をしたいと思います。
心当たりのある方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
仕事や家庭、友人関係において
「どうしても自分でやらないと気が済まない」「任せると不安になる」など。
こうした心理の背景には、いくつかの要因が考えられます。
ご自分が、どれのタイプに当てはまるのか探してみて下さいね。
≪もくじ≫
完璧主義の影響
信頼の問題
コントロール欲求
自己価値観の問題
手放す練習
他人に仕事を任せられない人の多くは、完璧主義的な傾向を持っていることが多いです。
「自分でやった方が確実」「他の人に任せると、自分の基準に満たない」という思いが強くなりがち。
こうした完璧主義は、自分の評価を高く保ちたいという欲求や、失敗を避けたいという恐れから生じます。
しかし、完璧主義はしばしばストレスの原因となり、結果的に自分に過度な負担をかけてしまい、うつ症状を発症される方もおおいです。
1. 完璧主義の影響
仕事を任せることができない背景には、他人を信頼することへの不安がある場合があります。
過去に他人に任せて失敗した経験や、期待を裏切られたことがトラウマとなり、「自分がやった方が安心」という思考に至ることがあります。
信頼を築くには時間がかかりますが、まず相手に任せてみることが必要です。
小さなタスクから徐々に任せていくことで、「任せても大丈夫」という安心体験をしていきましょう。
自分で全ての仕事を抱え込みたくなる人は、状況を自分でコントロールしていたいという欲求が強いことがあります。
他人に任せると、予期しない結果や不確定要素が増えるため不安になります。
しかし、全てを自分でコントロールし続けるのは難しくなっていきます。
思い通りにいかないことを前提に、最初は簡単なことで良いので他の人の手助けを受け入れるようにしましょう。
コントロールする状況を減らすことで、ご自分の心の負担を軽減することができます。
「自分がやらなければ価値がない」と感じることも、他の人に仕事を任せられない理由の一つです。
この思考を持っている方が、カウンセリングを受けにくることが多いです。
特徴として「自己価値感の低さを表すことがおおく、幼少期の経験や過去の失敗からくる」ことが多いです。
自分が努力して結果を出すことでしか、周りから認められないと考えてしまいがち。
しかし、自分一人で全てを背負うことは負担もおおきく、長続きさせるのはむずかしいでしょう。
・他人の力を借りてチームで結果を出すことも、立派な成果
・自分一人の能力にとらわれず、周囲と協力することが大切
なんて、言われたことも・・・。
ご自分で分かっていても手放せなぜずに悩んでいたら、カウンセリングをおすすめします。
思考のクセを和らげたり自己肯定感をあげることで、問題解決につながっていきます。
他人に仕事を任せられないと感じる方に、まず取り組んでほしいのが「少しずつ手放す練習」です。
いきなり大きなプロジェクトや重要なタスクを任せるのではなく、まずは小さな作業や、結果が多少変わっても大きな影響を与えない部分から始めましょう。
これによって、徐々に「任せても大丈夫だ」という安心感を養うことができます。
さらに、任せた後のフィードバックを適切に行い、感謝や称賛の言葉を忘れないことが重要です。これにより、相手も成長し、自分も次第に信頼感を持つことができるようになります。
他の人に仕事を任せられないという心理は、完璧主義、信頼の問題、コントロール欲求、自己価値感の問題など、さまざまな要因が絡み合っています。
これらの要因を理解し、少しずつ手放していくことで、自分自身の心の負担を軽くし、他人との協力関係を築くことができるようになります。
自分一人で全てを背負わず、他人の力を信じて任せることで、より効率的で心地よい生活を手に入れましょう。
もし、この問題でお悩みの方がいらっしゃれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。
カウンセリングや自己反省の時間を通じて、自分を解放するヒントを見つけていきましょう。
おひとりでは難しいと思われる方は、ぜひお試しカウンセリングにてご相談くださいね。
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お気軽にご登録くださいね。
2. 信頼の問題
心理カウンセラーの夏芽みちるです。
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