心理カウンセラー 夏芽 ミチル です。
今回は、「うつ病患者のご家族さまに知っておいてほしいこと」についてお話しますね。
うつ病の家族を支えていて、こんな悩みを抱えていらっしゃいませんか。
たとえば、、、
「親が長年のうつ病で、老後まで面倒をみるのが不安でたまらない・・・」
「子どもが3年以上もうつで引きこもっている。もう、どうしていいのか分からない・・・」
「夫がうつ病で、サポートしていくことに限界を感じて疲れてしまった・・・」
などの悩みを、お一人で抱えていらっしゃる方が少なくありません。
この先どうすればよいのか分からず、不安であったり辛かったり、、、
とても苦しいですよね。
うつ病が長期になればなるほど、支えるご家族さままで心身ともに疲れ果ててしまいます。
結果として、共倒れ現象が起きます。
うつ病患者の共倒れ現象は、家族やパートナーが支える過程で自身も心身ともに疲れ果ててしまい、結果的に共倒れしてしまう状態を指します。
うつ病は長期にわたる治療が必要な病気であり、家族がサポートする側として、ストレスや負担が蓄積されていくことがあります。
共倒れを防ぐためには、どうしたらいいの?
うつ病患者のご家族が、共倒れしないためのポイントをご紹介します。
① 家族は治療者ではなく、協力者であると考える
家族がうつ症状で辛い姿や苦しんでいる姿を見ると、「なんとかしてあげたい」という気持ちがでてきますね。
だからこそ、「~したほうがいいよ」などと行動をうながす声掛けをしてしまいがちです。
しかし、良かれと思った行動が本人にとってのタイミングでなかったり・・・
または、ご本人も分かっていても出来ないことが殆どなのです。
そんな時、ご本人はこんなことを思っているかもしれません。
・そんなことわかっているけど、できないんだよ・・・・
・言われたことができない自分が悪いんだ・・・・
・言われることがイヤだから家族と顔をあわせたくないな・・・・
・どうせ自分の気持ちなんて誰にも理解されないんだ・・・・
家族という身近な関係だからこそ「押し付け」と感じとってしまったり、本人にプレッシャーを与えてしまうことにもなるんですね。
また、長期のうつ病を患っていると、家族の方が焦りや不安を感じてしまい、つい暴言を吐いてしまうことも・・・。
結果として、うつ症状が重くなったり治療がうまくいかないことも少なくはないのです
② 家族では病気の治療はできないことを知る
大切なのは「家族では病気の治療はできない」と割り切ることです。
うつ病患者を抱えるご家族さまの多くは、現状を改善したくて沢山の本を読まれて実行させようとします。
本のように実践してもうまくいかず、どうしていいかわからない方もいらっしゃると思います。
子育て経験がある方はご存じかもしれませんが、育児書を読んでもなかなか本の通りに行かないもの。
だからこそ、病気の治療はプロに任せましょう。
ご家族は「本人を見守る協力者であり、サポーターである」という姿勢を大切にしましょう。
うつ病患者の症状や特徴を理解する:
うつ病は日本人の10〜15人に1人が一生のうちに一度はかかる病気です。
症状は不眠、倦怠感、イライラ、食欲不振(または過食)、集中力の欠如、消えたい居なくなりたい願望などがあります。
日内変動や極端な考え方にも注意しましょう。
医療機関・専門機関に頼る:
ご家族だけで抱え込まずに、早い段階から周囲に頼ることが大切です。
精神科・メンタルクリニック、カウンセリング、精神保健福祉センターなどを活用しましょう。
ご家族自身の心身も大切にする:
うつ病の家族を支える中で、ご家族自身がこころや身体を犠牲にしてしまうことがあります。ご家族の方のこころが健康であることも大切にしましょう。
うつ病の家族を支える中で、ご家族自身がこころや身体を犠牲にしてしまうことがあります。
ご家族の方のこころが健康であることも大切にしましょう。
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心理カウンセラーの夏芽みちるです。
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