── それは、あなたを守ってきた“こころのルール”
こんにちは。
心理カウンセラーの夏芽みちるです。
カウンセリングでよく出てくる言葉に
「信念」というものがあります。
それは、生きていく中で心の中にできた、“こうあるべき” “こうしなきゃ”という、自分なりのルールのようなもの。
信念は、本来とても大切なもののはず、、、
でもその中には、気づかないうちに自分をしばってしまっている信念──
つまり、「不自由な信念」もあるのです。
たとえば、こんな思い、心当たりはありませんか?
・人に迷惑をかけてはいけない
・ちゃんとしないと認めてもらえない
・自分より他人を優先するのが正しい
・頑張らないと価値がない
・失敗する自分はダメな人間だ
これらは一見「まじめ」「しっかり者」「気がきく人」とも受け取れますね。
でも、その思いが強すぎると、、、
いつも自分を責めたり、無理してしまったり、
本当の気持ちを我慢するクセにつながってしまうこともあります。
不自由な信念は、多くの場合、
過去の経験から“自分を守るため”に作られたものです。
たとえば、子どもの頃に…
・甘えたら「自分でやりなさい」と突き放された
・いい子でいれば褒められたけど、泣いたり怒ると否定された
・家族の中で“しっかり者”の役割を自然と背負っていた
このように、「そうしないと愛されない」と感じた経験があると、
心の中で「〇〇でなければいけない」という信念が静かに根づいていきます。
だからこそ、その信念はあなたを苦しめる一方で、これまでの人生を一生けんめい生き抜くために必要だったルールでもあるんです。
不自由な信念は、
自分で意識しないかぎり、ずっと“当たり前”として心の中に居続けます。
でも、その信念に気づくことができたとき、
私たちは初めて、「別の選択肢」があることを知ることができるんです。
たとえば…
「人に迷惑をかけたって、助け合っていいんだな」
「失敗しても、わたしの価値は変わらないんだな」
「“ちゃんとしなきゃ”って、自分を苦しめてたかもしれないな」
少しずつ視野が広がっていくと、
今までギュッと縛っていた心のヒモが、少しづつゆるんでいきます。
信念は、無理に変えなくてもかまいません。
ただ「自分の中に、こんな思い込みがあるなぁ」と気づくことができれば十分。
それだけで、自分を縛っていた思いから少し距離が取れて、
「もう少し自分にやさしくしてもいいのかもしれない」と思えるようになるからです。
信念は、あなたがつらい時期を乗り越えるために、とてもがんばって作り上げた、こころのルールです。
でも、それが今のあなたにとって窮屈に感じられるのなら、そっと見直してみてもいいかもしれません。
今のあなたには、もっと自由に感じていいこと、もっと心地よく選んでいいことが、きっとたくさんあるはずです。
一歩ずつ、自分自身にやさしい選択をしていけますように。
ひとりで見直すのが難しいと感じる方は、お試しカウンセリングにてお話を聞かせてくださいね。
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心理カウンセラーの夏芽みちるです。
HSP気質、アダルトチルドレン、愛着障害の生きづらさの悩みを抱えている方や、
うつ病やパニック障害などの2次的精神疾患を抱えている方へカウンセリングを提供しています。
うつ病患者を抱えるご家族さまからのご相談も承っております。
カウンセラー養成講座では、受講生の個性を伸ばしながらクライアントさまに寄り添えるカウンセラーを育てています。